種類に合わせた治療を受けよう|うつ病から介抱されるには

ナース

うつ病と類似する病気

ウーマン

うつ病に似た病気は把握しておこう

うつ病とよく似た症状を来す疾患で、良く間違われて診断されるのが双極性障害です。双極性障害は、以前は躁鬱病と呼んでいました。うつ状態と躁状態を繰り返す病気です。躁状態の時は気分が高揚して、いろいろなことに興味を持って新たなことを始めてみたり衝動買いが増えることもありますが、本人は調子が良いと思っていて病的だという認識がなたいため、受診することはあまりありません。しかし、うつ状態のときは病院を受診することが多いです。医師はうつ状態の時しか見ていないので、うつ病と間違われやすいのです。しかし周囲の人から見れば、明らかに以前とは別人のようになってしまうのが双極性障害の特徴です。家族なら「おかしいな」と気がつくでしょう。家族が同伴して、専門医を受診することをお勧めします。認知症も、しばしばうつ症状が見られることがあります。認知症の場合は、何か用事を頼んだ場合、やろうと努力はしますができないことが多いです。それに対してうつ病の場合は、頼まれた用事自体をやろうとしません。ここが見分けポイントです。また、何か難しい質問をしたときに認知症の場合は、的外れな答えを言ったり解らないことをごまかそうとしますが、うつ病の場合は答えないことが多いです。高齢者は身近な人と死別をしたり持病が悪化した場合などに、うつ病を発症することがよくあります。また、うつ病を発症した後に認知症に移行することもあります。鑑別のためには、脳のCTやPETと言った画像検査を受けることをお勧めします。脳梗塞も、うつ症状が出ることがあります。脳梗塞の場合は、何月何日からと言えるほど急に症状が出ます。うつ症状以外にも、言葉が出にくかったり喋りにくい、物の見え方がおかしいなどの症状があります。甲状腺機能低下症でも、うつ症状が見られます。しかしそれ以外にも、むくみや極端な寒がり、体温が低くなる、食欲は低下しているのに体重が増える、便秘、眠気などといった症状が見られます。これら以外にも、アルコールなどの依存症やインターフェロンと言った種類の薬や副腎皮質ステロイドと言う種類の薬でうつ症状が出ることがあります。また、頻度は多くありませんが血圧を下げるカルシウム拮抗薬と言う種類の薬やβ遮断薬と言う種類の薬や経口避妊薬でも、うつ症状を発症したという報告があります。うつ病を疑って医療機関を受診する際は、どのような種類の薬を飲んでいるのかが分かるように、必ずお薬手帳を持参してください。サプリメントや健康食品を使っている場合も、どのような種類のものを使っているのか分かるようにして受診して下さい。また、今までにかかったことのある病気についても、きちんと病名が判るように準備して受診してください。